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県立初中高一貫校入学試験 茨城県

 12日、県立初の中高一貫教育校として4月開校する県立並木中等教育学校の入学試験が市内2会場であった。
募集定員120人に対し受験者数852人(男子369人、女子483人)で倍率7.1倍の高倍率となった。合格発表は23日。

 試験は、筆記による各45分の2種類の適性検査と、5人1組のグループ面接。県教委によると、適性検査は「基礎的・基本的な内容の習得度とともに、思考力、判断力及び課題を発見し解決する力などをみる」という内容。面接は、地球温暖化問題について意見を求められたという。

 適性検査は1と2があり、それぞれ「算数・理科」「社会・国語」の分野を軸に出題された。
受験者の話しによると全体的に難易度は高く、国語は300字を超す記述があり、算数は計算量が多く時間内に解くのは大変だったという。
 算数は10進法の仕組みの理解をみる問題など「私立向けに勉強してきた児童が有利だった」とみる。
理科は蛇口の金属部分に水滴がつく理由を問うものなど、日常生活で身に着けておきたい理科への関心を測る問題が目に付いたという。

 社会では農業従事者の高齢化などをグラフから読み解く問題が出され、国語ではボ ランティアについて300字前後で自分の意見も織り込んで記述させる問題があった。