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茨城県教育ニュース・コラム

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自宅学習が不足 英語、数学で白紙回答目立つ

 茨城県教委は25日、今年6月に行った県立高校生徒の学力や学習・意識調査結果をまとめました。
「英語I」と「数学I」で、県教委が想定した正答・準正答数の基準「設定通過率」
を下回り白紙回答も目立ったという事です。また、8割超の生徒が「学校の勉強が大切」と答える一方、自宅学習が30分以下の生徒が58%、「ほとんどしない」という生徒も23%で自習の習慣が定着していない実態も明らかになりました。

 まとめによると、「国語総合」で設定通過率をクリアした問題は約7割。
「英語I」の設定通過率は約5割、「数学I」では約3割で、県教委が予想した約6割にはるかにおよびませんでした。また数学や英語の作文などで何も書き込まない白紙回答が目立ちました。特に数学では正答数が多い生徒と少ない生徒の二極化がみられました。

 学習への意識では、「学校の勉強が大切と思うか」との問いに、約8割が「そう思う」または「ややそう思う」と回答。
授業の理解度について「分かる」「だいたい分かる」と答えたのが国語・英語で約6割、数学で5割に達しました。

 しかし、自宅での学習時間は平均44分で、小学3年から中学3年それぞれの平均学習時間をいずれも下回りました。

 調査は県内全県立校の全日制2年、定時制3年を対象に、各校1クラスを抽出して3400人に実施。「国語総合」「数学I」「英語I」の3教科のほか、学習状況や意識調査も行いました。